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キノ(keno)の基本ルール、遊び方からハウスエッジ(控除率)は?期待値は?必勝法や攻略法、戦略はある?という疑問まで、実際に海外カジノで働き、キノにも詳しい現役カジノディーラーがお伝えします。

カジノゲーム、キノとは?

キノは、紀元前の中国では既に近いものが存在しており、中国系移民によって1800年代半ばにアメリカにもたらされました。

どちらかというとアジア圏よりもアメリカなどで人気の高いゲームです。

いたって単純な運のゲームで、ハウスエッジが非常に高い、つまりものすごく負けやすいゲームです。

ただ、キノには

・カジノゲームの中でも最も分かりやすいだろうシンプルなゲーム性、

・一攫千金もありうるギャンブル性

・始めるにあたっての手軽さ、

・人を相手にしない緊張感のなさ

などの良い点も多く、根強い愛好家が存在します。

キノには紙で予想し、キノラウンジと呼ばれるスペースで競馬のように結果を楽しむ従来のタイプと、ビデオキノと呼ばれるマシンタイプのものが存在します。

ルールはどちらも変わらないので、今回は古くからあるキノのスタイルについて解説します。

ルールは非常に単純なので、ビデオキノもすぐに始められるでしょう。

キノの基本ルール

キノとは、1番から80番までの80個の番号の中から好きな数字を1個以上選び、ランダムに20個決定される当選番号の中に選んだ数字がいくつ出たのかによって配当が決まるゲームです。

数字の個数などは地域やカジノによってばらつきがあります。

よく比較されるのがビンゴですが、ビンゴは決められた数字の描かれたカードの中で列の完成を目指すゲームなので、キノとは大きく違います。

どちらかというとロトに近いでしょう。

覚えることはほとんどなく、プレイヤー側の動作はお金を賭けて数字を決めるだけです。

キノの賭け方、どうやって遊ぶ?

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まず、キノをプレイするためには数字を書く用紙を手に入れなければなりません。

用紙はキノラウンジに用意されていて、カジノによってはレストランのテーブルにまでも置いてあることがあります。

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レストランテーブルに置かれたキノ用紙

キノラウンジで用紙に数字を記入したら、それを賭け金と一緒に窓口のキノライター(keno writer)と呼ばれる人提出します。

レストランや、その他キノラウンジ外でキノを楽しみたい場合は、キノランナー(keno runnner)と呼ばれる、巡回する係員に用紙と賭け金を提出し、控えを受け取れば完了です。

キノの用紙を置いているレストランでは、当選数字の中継などを行っているので、食事中などに楽しむことが出来る手軽さはキノの利点でしょう。

キノのゲームの進行

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伝統的なキノ・グース

キノの数字の抽選はキノ・グース(keno goose)と呼ばれる機械によって、数字が入ったボールがそれぞれ選ばれます。

現代では透明なフラスコ上の中に入った数字のボールをキノ・グースの中で噴き上げて、上部の取り出し口に出た数字を当選にするマシンもあるようです。

20個の数字が選ばれた時点でゲームは終了し、もし賭けた数字の数と当たった数字の数が当選条件を満たして居れば配当を受け取りにいきます。

キノの配当

キノの配当はキノラウンジに行って受け取ります。

次回のキノのゲームが始めるまでに受け取らなければなりませんが、複数ゲームの賭けをしていた場合は、受取期限が延長されることがあります。

配当の割合は、カジノや地域によって大きく異なっているので、1~80番の数字から20個の数字が選ばれるスタイルのあるカジノの例を挙げておきます。

選んだ数字の数⇒ 当選数字の数⇓12345678910
0
13
21522
3435331
477124221
575055211265
61,600335984021
77,0001,450300142
810,0004,7001,000
99,0004,000
1010,000