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7月に引き続き、カジノ誘致レースマップを作成しました。

誘致レースの状況をわかりやすく図解して、それぞれの都道府県について簡単に状況を解説しています。

神奈川県の誘致の可能性を1ランク落とすなどの変更がありました。

最新カジノ誘致レース状況都道府県マップー2018年8月編

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北海道地方

北海道のカジノIR誘致状況

現在は苫小牧市と留寿都村が誘致に積極的な姿勢を見せている。北広島は撤退、釧路は苫小牧に協力する形になりました。

8月は小樽市長選がありましたが、IR誘致の動きが再燃することはありませんでした。

北海道庁は年内をめどに一本化する方針ですが、現状は苫小牧が圧倒的に優勢ではないかと思われます。

東北地方

青森県のカジノIR誘致状況

目立った動き無し。

岩手県のカジノIR誘致状況

2016年に現職の達増拓也知事が、「悪の温床になり得る」と発言したことから消極的な姿勢が窺えます。

宮城県のカジノIR誘致状況

作るのであれば仙台国際空港近辺の岩沼市が有力です。

2018年6月に村井嘉浩知事は、カジノを含むIRの経済効果を認めつつも慎重な姿勢を示しており、現状は中立という評価になりました。

秋田県のカジノIR誘致状況

NPO法人イーストベガス推進協議会(秋田市)によって誘致活動が昔から行われていたが、2014年6月に現職の佐竹敬久知事が誘致否定したこともあり、行政が消極的です。

IRは民間事業者の力がメインになりますが、誘致を行う上で行政の協力は不可欠であり、現状は難しいと感じます。

山形県のカジノIR誘致状況

2012年5月の県民の声に答えるコーナーで特に動きがないことを公表しており、現在も目立った動きはありません。

福島県のカジノIR誘致状況

2018年1月に知事がカジノ誘致については考えていない旨を公表しており、現状動きはありません。

関東地方

茨城県のカジノIR誘致状況

2018年7月5日、大井川和彦知事は「IRを県として検討することというのは十分にあり得る」と発言したが、未だ目立った誘致活動はありません。

誘致とは関係ありませんが、世界的なカジノ大手企業MGMが茨城県鉾田市の鉾田市商工会の輸出支援プラットフォームを用いて、日本の食材を調達するニュースが今月はありました。

2018年8月13日のカジノニュース

栃木県のカジノIR誘致状況

目立った動き無し。

群馬県のカジノIR誘致状況

目立った動き無し。

埼玉県のカジノIR誘致状況

2018年7月25日、埼玉県の上田知事は

「地理上、空間の問題から埼玉県はIRに不適である」

と発言し、IR誘致については否定的な姿勢です。

千葉県のカジノIR誘致状況

民間ではカジノ誘致へ向けて寒竹郁夫氏によって準備会社が設立されるも、行政では目立った動きはありません。

東京都のカジノIR誘致状況

古くは石原都知事の頃からカジノ構想を打ち出し、現在の小池都知事も前向きだが、検討するという姿勢を継続していく方針です。

具体案はまだ公式には発表されてはいませんが、水面下の動きはあるようで、今後小池都知事がどういった動きをするのかに注目です。

神奈川県のカジノIR誘致状況

山下ふ頭の開発計画として進められるカジノIR誘致計画。横浜市の林市長は2018年7月24日に白紙であることを強調し、先日も白紙であることを強調しました。

以前は大阪に次ぐ有力候補地でしたが、ここへきて積極的な動きが見られなくなっており、ランクを前月に比べて1つ落としました。

東京と神奈川の関係性も含め、今後も注目していきたいと思います。

中部地方

新潟県のカジノIR誘致状況

目立った動き無し。

富山県のカジノIR誘致状況

目立った動き無し。

石川県のカジノIR誘致状況

2000年に民間で「珠洲にラスベガスを創る研究会」が設立されているが、近年では行政も含め目立った動きはありません。

福井県のカジノIR誘致状況

2018年3月に、福井経済同友会が2023年春の北陸新幹線南越駅の開業に向けてカジノIRを誘致することを提言したが、行政の動きはありません。

山梨県のカジノIR誘致状況

直近で大きな動きは無いが、2017年には自民・維新による合同カジノIR勉強会の開催がありました。

長野県のカジノIR誘致状況

2017年2月に公表された世論調査で誘致に対する反対意見が77%を占めたことを受け、阿部守一知事は「検討する状況でもない」とコメント。

リゾート地軽井沢も、誘致について明確に否定しており、まず誘致活動を行うとは考えられないでしょう。

岐阜県のカジノIR誘致状況

目立った動きなし。

愛知県のカジノIR誘致状況

愛知県大村知事は常滑市の中部国際空港島へのカジノIR施設の誘致を検討していたが、2018年7月23日の時点で慎重な姿勢を見せました。

現在も継続的に検討が行われています。

これに対し7月17日、名古屋市の河村たかし市長は明確にカジノIR施設の誘致を表明しています。

しかし、土地の問題でJR東海の会長に苦言を呈されるなど、計画の具体性にはまだまだ疑問が残ります。

静岡県のカジノIR誘致状況

2016年12月16日、静岡県の川勝平太知事は「あえて適地を探せば、熱海市初島」としていましたが、2018年7月25日、熱海市の斎藤栄市長は「在任中の誘致は無い」とコメントしています。

近畿地方

三重県のカジノIR誘致状況

2017年8月、鈴木英敬知事は県内への誘致については今後の動向を見て判断し、愛知県の空港島への誘致も検討する姿勢を見せました。

滋賀県のカジノIR誘致状況

2017年1月、三日月大造知事は「滋賀県や琵琶湖でのカジノはなじまないのではないか」とカジノIR施設誘致については否定しました。

京都府のカジノIR誘致状況

京都府内への誘致に向けての動きは無いですが、大阪が誘致に成功した場合には地下鉄の延伸が検討されています。

大阪府のカジノIR誘致状況

大阪維新の会を筆頭にカジノ誘致に最も積極的で、多くのカジノ事業者と協議しています。

天神祭りにMGM、メルコが協賛したニュースなどもあり、多くの海外カジノ事業者の注目の的になっています。

兵庫県のカジノIR誘致状況

井戸敏三知事は2018年7月23日の会見でカジノIR施設を誘致しないことを改めて強調しました。

この中で、大阪や和歌山がもし誘致に成功した場合は活用していきたい旨も明かしています。

奈良県のカジノIR誘致状況

2016年12月に荒井正吾知事が誘致しない方針を表明しています。

和歌山県のカジノIR誘致状況

2018年5月9日に県IR基本構想を打ち出すなど、誘致については積極的。

場所は和歌山マリーナシティを想定しています。

しかし、大阪と和歌山という隣接した県に二つのIR施設が同時に建設されるとは考えにくいと思います。

中国地方

鳥取県のカジノIR誘致状況

目立った動き無し。

島根県のカジノIR誘致状況

目立った動き無し。

岡山県のカジノIR誘致状況

目立った動き無し。

広島県のカジノIR誘致状況

目立った動き無し。

山口県のカジノIR誘致状況

目立った動き無し。

四国地方

徳島県のカジノIR誘致状況

民間事業者は積極的に鳴門市への誘致を呼び掛けているが、行政に大きな動きはありません。

香川県のカジノIR誘致状況

目立った動き無し。

愛媛県のカジノIR誘致状況

目立った動き無し。

高知県のカジノIR誘致状況

2018年7月1日に尾崎正直知事はカジノIR施設の誘致が難しいことを表明しています。

九州・沖縄地方

福岡県のカジノIR誘致状況

船上にカジノを作るという計画が過去にあったが今回は関係無く、目立った動きはありません。

佐賀県のカジノIR誘致状況

目立った動きは無し。

長崎県のカジノIR誘致状況

ハウステンボスのある佐世保市が誘致に積極的。

官民共同で誘致を進めており、水中カジノという構想まで打ち出しています。

8月は、九州経済連合会の麻生会長に要望を出すなど、オール九州でIRを誘致する体制が出来て来ました。

熊本県のカジノIR誘致状況

目立った動きは無し。

大分県のカジノIR誘致状況

2017年3月9日、広瀬勝貞知事はカジノIR施設の誘致を静観する姿勢を示し、以後目立った動きはありません。

宮崎県のカジノIR誘致状況

河野俊嗣知事ははこれまで誘致に向けての協議や海外カジノの視察に積極的でしたが、2018年4月10日の記者会見の中で今回のカジノIR法案では誘致が難しいだろうという認識を示しました。

鹿児島県のカジノIR誘致状況

目立った動き無し。

沖縄県のカジノIR誘致状況

米軍基地内にカジノが存在する沖縄ですが、以前から多くのカジノIR施設誘致へ向けての動きはありました。

反対派の筆頭であった翁長元知事が亡くなったことを機に、これから誘致活動が活発に行われる見通しです。

9月の知事選挙ではIR誘致が大きな争点になるとみられています。