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カジノIR法案の成立によって各都道府県の誘致レースが本格化して来ました。

2021年前後に最終決定される、IR施設が設置される最初の三か所に選ばれる事は各都道府県の経済活性化に大きくつながります。

カジノが出来る事への不安や反対意見も未だ多い中で、全国の自治体のカジノに対する姿勢をmapにしてまとめ、各都道府県の現状を簡単に説明しました。

最新カジノ誘致レース状況都道府県マップー2018年7月編 map-japan-1-300x300.png

北海道のカジノIR誘致状況

現在は苫小牧市と留寿都村が誘致に積極的な姿勢を見せている。北広島は撤退、釧路は苫小牧に協力する形になった。

北海道庁は一本化する方針だが、苫小牧が圧倒的に優勢ではないかと思われる。

青森県のカジノIR誘致状況

目立った動き無し。

岩手県のカジノIR誘致状況

2016年に現職の達増拓也知事が、「悪の温床になり得る」と発言したことから消極的な姿勢が窺える。

宮城県のカジノIR誘致状況

作るのであれば仙台国際空港近辺の岩沼市が有力。2018年6月に村井嘉浩知事は、カジノを含むIRの経済効果を認めつつも慎重な姿勢を示しており、現状は中立。

秋田県のカジノIR誘致状況

NPO法人イーストベガス推進協議会(秋田市)によって誘致活動が昔から行われていたが、2014年6月に現職の佐竹敬久知事が誘致否定したこともあり、現状行政が消極的。

山形県のカジノIR誘致状況

2012年5月の県民の声に答えるコーナーで特に動きがないことを公表しており、現在も目立った動きは無し。

福島県のカジノIR誘致状況

2018年1月に知事がカジノ誘致については考えていない旨を公表しているため、現状は動き無し。

茨城県のカジノIR誘致状況

2018年7月5日、大井川和彦知事は「IRを県として検討することというのは十分にあり得る」と発言したが、未だ目立った誘致活動は無し。

栃木県のカジノIR誘致状況

目立った動き無し。

群馬県のカジノIR誘致状況

目立った動き無し。

埼玉県のカジノIR誘致状況

2018年7月25日、埼玉県の上田知事は「地理上、空間の問題から埼玉県はIRに不適である」と発言し、IR誘致については否定的な姿勢。

千葉県のカジノIR誘致状況

民間ではカジノ誘致へ向けて寒竹郁夫氏によって準備会社が設立されるも、行政では目立った動きは無し。

東京都のカジノIR誘致状況

古くは石原都知事の頃からカジノ構想を打ち出し、現在の小池都知事も前向きだが、検討するという姿勢を継続していく方針。

神奈川県のカジノIR誘致状況

山下ふ頭の開発計画として進められるカジノIR誘致計画。横浜市の林市長は2018年7月24日に白紙であることを強調しているが、誘致を以前から積極的に行っていることもあり、現状大阪に次ぐ有力な候補地と言われる。

新潟県のカジノIR誘致状況

目立った動き無し。

富山県のカジノIR誘致状況

目立った動き無し。

石川県のカジノIR誘致状況

2000年に民間で「珠洲にラスベガスを創る研究会」が設立されているが、近年では行政も含め目立った動きなし。

福井県のカジノIR誘致状況

2018年3月に、福井経済同友会が2023年春の北陸新幹線南越駅の開業に向けてカジノIRを誘致することを提言したが、行政の動きは無し。

山梨県のカジノIR誘致状況

直近で大きな動きは無いが、2017年には自民・維新による合同カジノIR勉強会の開催があった。

長野県のカジノIR誘致状況

2017年2月に公表された世論調査で誘致に対する反対意見が77%を占めたことを受け、阿部守一知事は「検討する状況でもない」とコメント。リゾート地軽井沢も誘致について明確に否定。

岐阜県のカジノIR誘致状況

目立った動きなし。

愛知県のカジノIR誘致状況

愛知県大村知事は常滑市の中部国際空港島へのカジノIR施設の誘致を検討していたが、2018年7月23日の時点で慎重な姿勢を見せた。

これに対し7月17日、名古屋市の河村たかし市長は明確にカジノIR施設の誘致を表明している。

静岡県のカジノIR誘致状況

2016年12月16日、静岡県の川勝平太知事は「あえて適地を探せば、熱海市初島」としていましたが、2018年7月25日、熱海市の斎藤栄市長は「在任中の誘致は無い」とコメントしている。

三重県のカジノIR誘致状況

2017年8月、鈴木英敬知事は県内への誘致については今後の動向を見て判断し、愛知県の空港島への誘致も検討する姿勢を見せた。

滋賀県のカジノIR誘致状況

2017年1月、三日月大造知事は「滋賀県や琵琶湖でのカジノはなじまないのではないか」とカジノIR施設誘致については否定した。

京都府のカジノIR誘致状況

京都府内への誘致に向けての動きは無いが、大阪が誘致に成功した場合には地下鉄の延伸が検討されている。

大阪府のカジノIR誘致状況

大阪維新の会を筆頭にカジノ誘致に最も積極的で、多くのカジノ事業者と協議している。

兵庫県のカジノIR誘致状況

井戸敏三知事は2018年7月23日の会見でカジノIR施設を誘致しないことを改めて強調した。

この中で、大阪や和歌山がもし誘致に成功した場合は活用していきたい旨も明かした。

奈良県のカジノIR誘致状況

2016年12月に荒井正吾知事が誘致しない方針を表明している。

和歌山県のカジノIR誘致状況

2018年5月9日に県IR基本構想を打ち出すなど、誘致については積極的。場所は和歌山マリーナシティを想定。

鳥取県のカジノIR誘致状況

目立った動き無し。

島根県のカジノIR誘致状況

目立った動き無し。

岡山県のカジノIR誘致状況

目立った動き無し。

広島県のカジノIR誘致状況

目立った動き無し。

山口県のカジノIR誘致状況

目立った動き無し。

徳島県のカジノIR誘致状況

民間事業者は積極的に鳴門市への誘致を呼び掛けているが、行政に大きな動きは無し。

香川県のカジノIR誘致状況

目立った動き無し。

愛媛県のカジノIR誘致状況

目立った動き無し。

高知県のカジノIR誘致状況

2018年7月1日に尾崎正直知事はカジノIR施設の誘致が難しいことを表明している。

福岡県のカジノIR誘致状況

船上にカジノを作るという計画が過去にあったが今回は関係無く、目立った動きは無し。

佐賀県のカジノIR誘致状況

目立った動きは無し。

長崎県のカジノIR誘致状況

ハウステンボスのある佐世保市が誘致に積極的。官民共同で誘致を進めており、水中カジノという構想まで打ち出している。

熊本県のカジノIR誘致状況

目立った動きは無し。

大分県のカジノIR誘致状況

2017年3月9日、広瀬勝貞知事はカジノIR施設の誘致を静観する姿勢を示し、以後目立った動きは無し。

宮崎県のカジノIR誘致状況

河野俊嗣知事ははこれまで誘致に向けての協議や海外カジノの視察に積極的だったが、2018年4月10日の記者会見の中で今回のカジノIR法案では誘致が難しいだろうという認識を示した。

鹿児島県のカジノIR誘致状況

目立った動き無し。

沖縄県のカジノIR誘致状況

米軍基地内にカジノが存在する沖縄だが、以前から多くのカジノIR施設誘致へ向けての動きはあった。

しかし現職の翁長知事は徹底して否定的な姿勢を取っており、現状は実現の可能性が低いですが、翁長知事の体調不良、2018年11月に知事選を控えることからもカジノIR施設の誘致については盛り上がりを見せ始めている。

まとめ

カジノIR法案の成立を受けて各自治体での議論が進み、今後は今まで大きな動きが無かった自治体からも誘致を名乗り出るところが増えてくるでしょう。

カジノIR施設による経済効果などのメリットとデメリットを各都道府県でしっかりと精査して、誘致を行ってもらいたいと思います。