北海道が統合型リゾート(IR)の誘致を決定した場合、実施方針の策定などに関するコンサルタント料が4億5千万円規模で必要になると試算していることが明らかになりました。
カジノのプロによるニュース解説
コンサル料という言葉、そして決して安くはない金額ということもあり、今回はこれについて解説していきたいと思います。
まず前提として、IR誘致を決定した自治体は今後、
実施方針の策定→事業者の公募・選定
といった複雑なプロセスを経て誘致を行います。
しかし、IRはこれまでに無いものですから、自治体にノウハウは無く、手助けが必要です。
そこで、IRに詳しい監査法人などと契約を結んで手続きを進めていくのです。
ここで支払う金額がコンサル料となります。
他の自治体に目を向けると、大阪府・市、和歌山県などの既に誘致に名乗りを上げている自治体は計2億円余りを計上しています。
北海道も当初の試算では2億円程度だったものの、今回4億5000万円のコンサル料が必要になると試算を発表しました。
当時から半年近く経過した今では、短期間で実施方針を策定しなければならず、ここまで膨らんでしまったものと思われます。
鈴木知事は年内にIR誘致の決断をする方針で、早急な決断が求められています。