沖縄県北部でテーマパーク事業を手掛けるコンサルティング会社「刀」(東京)の森岡毅CEOは11日、テーマパークに統合型リゾート(IR)を導入することについて完全否定しました。
カジノのプロによるニュース解説
沖縄県は、以前は統合型リゾート(IR)の誘致が有力視され、度々報じられてきました。
しかし、昨年9月の知事選で野党候補の玉城デニー氏が当選。
玉城知事はIRの誘致を否定すると公約を掲げていました。
そのため、地元民間企業を中心に盛り上がっていたIR誘致の機運は一気にしぼんでしまうこととなります。
また、政府のIR誘致に関する意向調査にも、「申請しない」と回答し、現在可能性はほとんど0と言っても良い状態です。
そんな中、今回沖縄県北部にテーマパークを作る構想について、IRを導入する可能性について注目されていました。
この計画は、沖縄県内外の企業で構成する「ジャパンエンターテイメント」(那覇市、加藤健史社長)が、今帰仁村と名護市にまたがるオリオン嵐山ゴルフ倶楽部をテーマパークとして開発するもの。
所謂従来のジェットコースターなどを中心としたテーマパークと異なり、沖縄で亜熱帯の自然を体感するコンセプトで計画されています。
参考:沖縄タイムス+ 沖縄に新テーマパーク、元USJの森岡毅氏ら取り組む 2024年末にも開業
また、事業を手掛ける森岡氏はあのUSJを劇的なV字回復に導いたマーケティングのスペシャリストです。
しかし、今回森岡氏はIRの導入について記者からの質問に対し、
「構想の中には入っていない」とコメント。
IRについては
「沖縄が豊かになるために必要不可欠な施設ではない」と評価しました。
そのため、未だに沖縄県でのIR誘致を望む声もありますが、当分IR誘致は無いと見て良いのではないかと思います。
ちなみに、沖縄県の米軍基地には日本人も遊べる大使館カジノがあることをご存知でしょうか?
と言ってもスロットマシンのみですが…
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