カジノ運営大手の「MGMリゾーツ・インターナショナル」のCEO「ジム・ムーレン」氏は22日、都内でIRについての考えを述べました。
「MGMリゾーツ」は、大阪府・市が募集する統合型リゾート(IR)のコンセプト募集(RFP)に応募を表明、オリックスらと共同で大阪IRへの参入を目指しています。
今回「ジム・ムーレン」氏が強調したのは、IRにおいてカジノよりもそれ以外の分野での売り上げを大きくしていく方針であるということ。
懸念されるギャンブル依存種の問題について、
- 「IRとは何かを伝える必要がある」
- 「カジノはIRの床面積のうち3%だけ」
- 「MGMがラスベガスで運営するIRでは、カジノの売り上げはIRの3割程度」
- 「ノンゲーミング(カジノ以外の分野)の売り上げを伸ばしたい」
とコメントし、今後地域住民らの理解を得るためにもこうした説明をしていくと明かしました。
そして、パートナーとなるオリックスについては、
「オリックスはコンソーシアム(共同事業体)の組成で実績がある。さまざまな企業とコンソーシアムを推進したい」としました。
大阪府・市は、人口島「夢洲」へのIR誘致を行っており、MGMリゾーツを含む5社ほどが参入の方針を明らかにしています。