マカオの経済は回復傾向にあるようです。
先日発表された、2018年度のマカオのカジノ売り上げは、全体で前年比14.0%増の3028.46億パタカ(約4兆1928億円)となったことが分かりました。
また、利益は前年比20%増の約456億パタカ(約6314億円)でした。
ゲーミングのライセンスを保持する6社のうち、MGMを除く5社がいずれも増収増益をしており、全体としてプラスの傾向がみられたようです。
マカオのカジノ経済は近年、メインとなる中国人富裕層の成長の鈍化により、下降気味と言われていました。
しかし、17年度、18年度共に前年を上回る収益を出しており、こうした影響は徐々に薄れて行っているのではないかと分析されています。
ただ、今後日本でカジノを含む統合型リゾート(IR)が誕生した場合、プレイヤーの奪い合いになることは目に見えており、実際に売り上げが大きくダウンするだろうという試算も発表されているため、今回の増収の発表を素直に受け取ることは難しいといえるでしょう。