政府は26日、カジノを含む統合型リゾート(IR)内の施設に関する基準を定めたIR実施法施行令を閣議決定しました。
ホテルは客室の総床面積をおおむね10万平方メートル以上と規定。
国際会議場の収容人数が3000人未満の場合、展示施設の床面積は国内最大の東京ビッグサイト(東京都江東区、約9万5000平方メートル)を上回る規模を求める方針です。
また、カジノの床面積はIR施設全体の3%を上限とし、カジノ事業者と顧客間の100万円を超える現金取引は、新設するカジノ管理委員会への報告を義務付けます。
これは、カジノがマネーロンダリング等に利用されることを防ぐ目的です。
安倍晋三首相は26日のIR整備推進本部の会合で
「世界中から観光客を集める滞在型観光を実現するため、施設の基準としてこれまでにないスケールとクオリティーを求めている。観光先進国の実現を目指す」
とコメントしました。