22日、北海道経済連合会(道経連)は苫小牧市などが誘致を目指すIR(カジノを含む統合型リゾート)について、
「導入を推進していくべきだ」とする報告書をまとめました。
IRの道内誘致による新たな雇用の創出などの経済波及効果に加え、観光や交通などの分野での技術革新が期待できると分析しました。
道経連は報告書で、IRの誘致により、呼び込んだ観光客を道内全域に送客でき、新たな雇用創出とそれに伴う定住人口の増加が見込める点などが利点と指摘しています。
一方で、ギャンブル依存症などマイナスの影響の最小化に取り組む必要があるともしました。
IR誘致を巡って道は苫小牧市を優先候補地としていますが、留寿都村などもIR構想を持っており、現段階で道としての誘致の方針は定まっていません。
また、今春は道知事選も控えており、選挙の結果次第では誘致の方向性も変化していくだろうと見られています。