大阪メトロは、大阪湾に浮かぶ人工島「夢洲」(大阪府此花区)に55階建ての「夢洲駅タワービル」(仮称)を建設する計画を会見で発表しました。
「夢洲」は2025年大阪万博の開催地であり、大阪府・市が2024年までの開業へ向けて誘致を目指すIR(カジノを含む統合型リゾート)の誘致候補地になっています。
今回発表された「夢洲駅タワービル」は24年度に大阪メトロが開業を目指す「夢洲駅」(仮称)と一体化した商業ビルで、高さ275メートルで地上55階建て、地下1階建て。
商業施設やエンターテインメント関連施設、ホテル、オフィスなどが入る予定です。
「夢洲駅」については中央線の「コスモスクエア駅」から夢洲までを延伸、新設する方針で、今後はそれに向けた土地の確保を行う必要があります。
今回の会見で大阪メトロの河井英明社長は、 「夢洲を大阪の活力拠点にしたい」と夢洲の開発への意欲を語りました。
夢洲にIRができた場合の運営による経済波及効果は年間6900億円、さらに雇用創出効果は同8万3千人と試算されており、今後も夢洲の開発計画には注目が集まります。