2018年11月2日のカジノニュースをお伝えします。
【北海道】世論調査の結果、IR誘致への反対派は賛成派の倍近く。
北海道新聞社は1日、IR(カジノを含む統合型リゾート)誘致についての世論調査の結果を公表し、反対派は賛成派の倍近くの割合になったことが分かった。
賛成6%、どちらかといえば賛成27%、どちらかといえば反対22%、反対43%となり、IR誘致に対する市民の冷ややかな目線を表す結果になっている。
北海道新聞社が北海道新聞情報サービスに委託し、道内在住の18歳以上の有権者を対象に10月26日~28日、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかけるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で調査。
614件の有権者の家庭のうち、505人から回答を得た。
このうち、誘致が有力視される苫小牧市を含む胆振管内では、賛成36%、反対62%となり他地域と比べると誘致に寛容ではあるものの、根強い反対感情があることが事実だ。
また、男女別では女性が賛成23%、反対74%。対する男性は賛成43%、反対56%で、女性の反対感情が強いことも、カジノやギャンブルへの嫌悪感がより強いことを示している。
高齢者であるほど反対派も多いという特徴も明らかになった。
北海道の高橋はるみ知事は現状IR誘致に積極的であると言われているが、任期満了まで近い。
次回再選を目指すのかについては未定だが、今回の調査を受けてIR誘致への政治的な支援が不足していくことは十分に考えられる。
それだけに、北海道IR関係者にとっては尾を引く事態となりそうだ。