2018年10月31日のカジノニュースをお伝えします。
歌舞伎町の違法デジタルカジノ「RED」が摘発
東京・歌舞伎町で違法カジノ店を運営したとして、55歳の男や店内にいた客ら10人が逮捕された。
「デジタルカジノ」と呼ばれる業態の店で、警視庁での摘発は初めて。
店のバカラ台を用いて客に賭博行為をさせた疑いがかけられている。
店主の清水辰之容疑者は調べに対し、「間違いありません」と述べ、容疑について認めている。
警視庁は売り上げが暴力団に流れていたのではないかと見て、調べを進めている。
この「デジタルカジノ」とは一体何なのか?
まずは従来の違法カジノの業態について知る必要がある。
裏カジノ・闇カジノと呼ばれるものはアナログなバカラ台とディーラーがいて成り立ち、カジノチップを用いて遊ぶ本場のカジノのような作りのものだ。
これに対し比較的最近流行っているのは「ネットカジノ」と呼ばれる業態で、これは海外にサーバーを置くオンラインカジノを、ネットカフェのような空間でプレイするものをいう。
今回摘発された「デジタルカジノ」は、前者の闇カジノの進化版ともいえる存在で、アナログなバカラ台がデジタル化したもののため、「デジタルカジノ」と呼ばれている。
このバカラ台は賭け金がデジタルチップ化し、レートの自動計算などもできるようになっている優秀なものだ。
ネットカジノと呼ばれる業態になるとディーラーが画面の向こうでゲームの進行を行うが、このデジタルカジノはあくまでディーラーがいて金銭のやり取りがデジタル化されていることが特徴だ。
カジノの業務が効率化すると共に、生の臨場感も味わうことが出来るため、感心するほかない。
もちろん日本でこういった違法カジノへ出入りするとこうして捕まってしまうので、海外のカジノでプレイするのが良いだろう。