2018年10月29日おカジノニュースをお伝えします。
日本のカジノは「IRカード」にチャージが原則か。
28日、IR(カジノを含む統合型リゾート)誘致を目指す自治体や、関連する市民団体などがギャンブル依存症対策を話し合うシンポジウムが28日、京都市内で行われた。
主催はNPO法人「依存学推進協議会」。
シンポジウムでは、IR誘致を目指す和歌山県の寺本雅哉IR推進室長が、のめり込みを防ぐためカジノで現金をチャージして使用する「IRカード」の導入構想などを紹介。
大阪府市IR推進局の金森佳津理事は、昨年4月に医療機関や弁護士会などが連携して対応する「大阪アディクションセンター」を発足させたことを説明した。
その他にも誘致を目指す長崎県や北海道苫小牧市の関係者も取り組みを説明した。
また、誘致を目指す行政のみならず、依存症患者の家族らでつくる「ギャンブル依存症問題を考える会」も参加した。
同会の田中紀子代表は
「自治体の対策はポスター作成や電話相談などに偏っている」
と指摘。今後カジノによって依存症患者が増えることを危惧品がら患者や家族を支援する民間団体へのサポート強化を呼びかけた。
IR誘致を行う上で国民の理解を得るためにも、ギャンブル依存症対策は急務だ。
最大3か所の区域認定を受けるためにも依存症対策はキーポイントとなり、各自治体は様々な取り組みを提案していくことになるだろう。