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2018年10月24日のカジノニュースをお伝えします。

スロット依存症の男、メーカーから3億円超の賠償金を勝ち取る

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スロットマシンに大金をつぎ込んだ男性が、メーカーから3億円越えの賠償金を手に入れるという驚くべき事件が起きた。

オーストリアで22日に行われた裁判で、スロットマシンに大金をつぎ込んだ男性が依存症と認定され、さらにマシンを製造・設置した会社に対し、賠償金250万ユーロ(約3億2000万円)を男性に支払うよう命じる判決が下った。

原告の男性の主張は、

「首都ウィーンで2002からの10年以上に渡って大手メーカーであるノボマティック(Novomatic)のスロットマシンにおよそ200万ユーロ(約2億5000万円)をつぎ込んだが、これはギャンブル依存症によって「体の自由が部分的に奪われていた」ため、賭け金は無効である。」

というとんでもないものだ。

裁判所はこれを全面的に認め、賠償金250万ユーロ(約3億2000万円)を支払うように命令したという。

当然ノボマティック社は今回の判決を不服として上訴する方針。

今回のようにギャンブルで負けた金額の補填をメーカーが行うというのは異例で、ギャンブルとして成り立たなくなってしまう。

お互いが健全に楽しむためにも、自分の限界を超えての過度なギャンブルは止めることが出来るようなルール作りが、日本のIR(カジノを含む統合型リゾート)でも求められている。

ちなみに、依存症が問題となったため、ウィーンでは2015年からカジノ以外の場所へのスロットマシンの設置を禁止になった。

【埼玉県】暴力団員を逮捕。違法ネットカジノに関与

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埼玉県警は22日、違法なネットカジノの売り上げを得たとして、さいたま市大宮区の指定暴力団住吉会系の暴力団事務所などを家宅捜索した。

また、売り上げの一部を得たとして、幹部の高林千加男容疑者(67)を逮捕した。

ネットカジノでは一日におよそ100万円の売り上げがあったと見られており、暴力団の資金源になっていたかどうかなどを詳しく調べる方針だ。

ちなみに、カジノと暴力団・マフィアといった存在は古来より切っても切れない関係にある。

莫大な利益をもたらすカジノは資金源にうってつけであり、カジノの利権をめぐっての抗争は、ラスベガスやマカオを始めとして世界中で起きていた。

近年は世界的にそういった存在を排除する動きが活発化しており、カジノをクリーンな環境で楽しめるようになっている。

日本におけるIR(カジノを含む統合型リゾート)も、暴力団が関与しないよう細心の注意を払って事業者の選定は行われる予定だ。

ただ、ギャンブルを取り扱う業務で無くともIRには関連して多くのビジネスが誕生する。

例えばおしぼりや観葉植物などは暴力団の表のビジネスとして有名だが、これらについてもIRに関与することが無いよう、慎重に事を運んでもらいたいと思う。