2018年8月13日のカジノニュースをお伝えします。
フィリピンのドゥテルテ大統領、カジノの展開を阻止
フィリピンのドゥテルテ大統領が、
「フィリピン本国ではカジノ産業がこれ以上展開されることはない」
「私はギャンブルが大嫌いだ。私はいらない」
「今あるカジノ以外は存在させない。私は何も与えない」
と発言したことが話題になっています。
ドゥテルテ大統領とは?
本名は、ロドリゴ・ドゥテルテです。
2016年6月からフィリピンの大統領に就任しました。
非常に強硬な態度で知られており、就任当時からその過激な言動や行動が世界中で注目を集めてきました。
例えば麻薬については就任後の会見で、
「麻薬王や資金源、密売人の最後の一人が自首するか、あるいは投獄されるまでやめない。彼らが望むならあの世に葬り去ってもよい」
と殺害も厭わない姿勢を示し、実際に逮捕の現場で射殺される事例が数多く報告されました。
長男が麻薬組織にかかわっているという疑惑が報じられた際には。
「もし事実であれば殺す」
と発言しており、相当に厳しい人柄が窺えます。
賛否両論あるドゥテルテ大統領ですが、就任後に国の経済はしっかりと成長しており、麻薬に対する強硬姿勢も含め国民からの人気は高いようです。
しかし、中国依存をより強めてしまったり、欧米諸国との関係を悪化させてしまった点などが不安点として残ると言われています。
ドゥテルテ大統領とカジノ
そんな強烈な印象のドゥテルテ大統領ですが、カジノに対しても強硬な姿勢を取っていることで知られています。
ドゥテルテ、麻薬の次はカジノ摘発 香港ギャンブル王に逮捕状ーForbes Japan
ドゥテルテ大統領は国内風紀を正すためオンラインカジノ廃止を明言
そもそもの背景として、アジアの成長産業であるカジノはフィリピンに大量にできてしまったことが挙げられます。
観光地化するには良いのですが、節操もなくたくさん作ってしまっては他の仕事が出来なってしまうこともあるでしょう。
また、フィリピンは法規制が緩く海外オンラインカジノ業者のサーバーを置くことが一時期大流行していました。
こんな背景もあり、ドゥテルテ大統領は業を煮やしていたのでしょう。
今回の発言の影響
現在でもフィリピンでは多くのカジノ建設計画が進められています。
今回の発言はそう言った計画がすべて水の泡となってしまうことを意味しています。
今回の発言はパラニャーケ市でカジノを含む統合型リゾートを計画していた、香港で上場しているランディング・インターナショナル・デベロップメントの地域パートナーである、ナヨン・フィリピノ(NPF)の全経営陣を更迭した翌日に行われました。
その他にもNPFについては、計画中のナヨン・ランディング・リゾートのリース契約を見直すよう指示するなど徹底した姿勢を見せています。
恐らく今後こう言った形で多くの新規カジノ計画が潰されることととなるでしょう。
さらに今既にあるカジノにメスが入ることもあり得ないとは言い切れません。
日本のパチンコパチスロめーかーであるユニバーサル社が展開しているオカダマニラがフィリピンにはあり、安く遊ぶことが出来ることからも人気の高い地域なだけに、今後の動向には注目していきたいと思います。
MGMリゾーツ、食材を求め来日
ラスベガスのMGMリゾーツが、優れた日本の食材の発掘のために、来日すると発表されました。
MGMリゾーツとは
アメリカのラスベガスに本社を置く、世界的なカジノIR事業者です。
ラスベガスのほかに、中国やマカオにも進出しており、世界中で合計28個のカジノを運営しています。
マカオでのカジノ事業者としてのライセンスが2020~2022年の間に失効してしまうこともあってか日本への進出には高い関心を持っており、大阪でのカジノを含む統合型リゾート(IR)の具体案を提出するなど、正式に日本市場への参入を表明しています。
今回のMGMリゾーツの来日の目的
茨城県鉾田市の鉾田市商工会の輸出支援プラットフォームにMGMリゾーツ側が興味