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カジノのゲームをプレイするうえで、必ず耳にする単語の一つにハウスエッジ、控除率といったものがあります。

どちらも同じ意味で、カジノを攻略するには絶対に必要な知識の一つです。

カジノへ行く前にしっかり準備して、楽しいカジノライフを過ごすために必要なハウスエッジ、控除率について、今回はお伝えします!

ハウスエッジ、控除率とは?

ハウスエッジ、控除率の基本

ハウスエッジ、控除率とは、ギャンブルの胴元側の取り分を%で表したもののことを言います。

反対に、100%からハウスエッジを引いたものは還元率と呼ばれます。

この胴元とは、カジノゲームで言えばカジノ側、パチンコではパチンコ屋さんのようなものです。

胴元が存在し、そこでお金を賭けている以上、賭けた金額の100%以上がお客さんに還元されることはありません。

言い換えると、全てのギャンブルは必ず胴元側が勝つようにできています。

例えばハウスエッジが10%のギャンブルに10000円を投資すると、理論上は1000円が胴元の取り分(お客さんの損失)となり、9000円がお客さんに還元されます。

これがもしハウスエッジ5%のギャンブルの場合、理論上は500円が胴元の取り分となり、9500円が還元されます。

つまり、ハウスエッジ、控除率の数字が低ければ低いほど、お客さんに還元される金額は大きくなり、お客さんにとってありがたいギャンブルと言えるでしょう。

ハウスエッジ、控除率の存在するギャンブルでは必ず負けるのか?

では、必ず負けるかというとそうではなくて、あくまで数字の世界の話です。

カジノ全体でみると、もちろんお客さんが負けています。

しかし、幸運なことに確率の壁を乗り越えて勝つこともしばしばあるでしょう。

幸運ではなく、勘や分析で流れを読み切り、確率の壁を超えることが出来るかもしれません。

これがカジノの醍醐味であり、魅力なのです。

多くのカジノで遊ぶ人間は当然理論上は負けるとわかっていても、それを乗り越える楽しさを求めて懲りずにギャンブルに打ち込むのです。

逆に、ハウスエッジを理解しないままカジノへ行ってしまい、大きく負けてしまうと後悔や恨み、苦い思い出となってしまうと思います。

本来負けるもんなんだというスタンスで臨むことが、カジノを楽しむ第一歩と言えそうです。

ハウスエッジ、控除率の計算、仕組み

具合的に例を挙げて、ハウスエッジ、控除率について、初心者でもルールがわかりやすいと評判のルーレットを例に解説します。

アメリカンタイプのルーレットのウィールは以下のようなレイアウトをしていて、0,00,1~36の合計38個の数字が並んでいます。

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アメリカンタイプルーレットのウィール(円盤)

ルーレットというゲームはこのウィールのどこに球が落ちるのかを予想するゲームです。

そうすると、例えば”0″にボールが落ちる確率は、38個の数字のうちの一つなので、1/38となります。

“0”に賭けていた時に”0″にボールが落ちて当たった場合、35倍の配当(35 to 1)が支払われます。(A to Bとは賭け金Bに対してカジノ側から支払われる配当の倍率)

つまり当たった場合に賭け金は合計で36倍になりました。

そうすると、1/38の確率でしか配当は得られないのに、36倍にしかならないという不利な勝負を強いられていることが分かります。

この時のハウスエッジは、(1ー36/38)×100≒5.26%となります。

アメリカンタイプのルーレットは、落ちる確率と配当の倍率が連動しており、ファースト・ファイブという特殊な賭け方を除いて、全ての賭け方が5.26%のハウスエッジになります。

ちなみに、ルーレットには地域やカジノによって種類があり、”00″の存在しない、合計37個の数字で構成されたヨーロピアンタイプというものが存在します。

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ヨーロピアンタイプルーレットのウィール(円盤)

この時、各数字に落ちる確率は1/37に変化しますが、配当は変化せず、当たった場合に賭け金は36倍です。

そうするとハウスエッジは、2.70%になります。

つまり、アメリカンタイプと、ヨーロピアンタイプのルーレットでは、ヨーロピアンタイプのほうがハウスエッジが小さく、お客さんが勝ちやすい(負けにくい)ということになります。

各ギャンブルのハウスエッジ、控除率のまとめ

ハウスエッジ、控除率のことを理解すると、最も勝ちやすいギャンブル、つまりハウスエッジが低いギャンブルはなんなんだということになると思います。

これを理解しないままにカジノへ出陣し、例えばバカラでTIEに大きく張って一発逆転を狙ったりしてしまうと、ものすごい後悔が待っているでしょう。

また、宝くじの恐ろしさに気づいてしまうかもしれません。

日本の公営賭博と、カジノの主要なゲームのハウスエッジについてまとめました。

公営賭博
宝くじ46%
パチンコ10~15%
totoなどのスポーツくじ49.60%
競艇25.20%
競輪25.00%
オートレース25.20%
カジノ
アメリカンタイプルーレット5.26%
ヨーロピアンタイプルーレット2.70%
バカラのPLAYER1.24%
バカラのBANKER1.06%
バカラのTIE14.36%
ブラックジャック(ベーシックストラテジーに沿ったプレイ)0.4~0.6%
クラップスのPass Line、COME1.41%
クラップスのDon’t Pass、Don’t COME1.36%

こう見ると、日本の公営賭博というのはつくづくひどい暴利を取っているものだと感じます。

ギャンブル好きな日本人にとって、そこそこ良心的なハウスエッジで楽しむことが出来るカジノは必要なのではないかと思いました。