苫小牧市がカジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致を表明している北海道ですが、道としての誘致の是非は未だに決定していません。
そして23日、北海道はIRの誘致の是非についての決定を、今夏以降に先延ばししていく方針であることを決定しました。
先日の知事選で当選した鈴木直道知事が、6月の道議会での議論を踏まえた検討が必要と判断したためです。
これにより、誘致に必要な実施方針の策定などに関する2億円規模のコンサルタント料は、6月の第2回定例道議会に提出する補正予算案に計上しない方向となります。
前任の高橋はるみ知事が誘致に関しての態度をこれまではっきりしてこなかったこともあり、鈴木知事の誕生がどう転ぶのか注視されていますが、現状は様子見ということですね。
先日、IRに関する「基本方針」の公表を政府が先延ばししたこともあり、道幹部は「誘致の判断まで若干ゆとりができた気がする」としながらも「早期決断が迫られている状況に変わりはない」とコメントしました。