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10日、神奈川県知事選(3月21日告示、4月7日投開票)に出馬予定の現職の黒岩祐治知事が立憲民主党への推薦依頼を取り下げたことが分かりました。

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黒岩知事(神奈川県)

立憲民主党は黒岩氏への推薦を予定しており、3月5日にはIR誘致反対を含む重要政策で方向が一致したとして黒岩氏の推薦を公表していました。

しかし、黒岩氏側はIR誘致反対を含む立憲民主党の方針を受け入れてはいないと反発。

交渉は決裂し、推薦依頼を取り下げるということになりました。

これにより、現在今回の神奈川県知事選は現職の黒岩祐治知事(自民、公明、国民民主が推薦)、新人の岸牧子(共産党推薦)の一騎打ちが予想されます。

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黒岩氏の対立候補である岸氏

今回の推薦依頼取り下げの原因にもなったIRについて黒岩氏は、

「市町村の決定を尊重する」という立場で、立憲民主党の方向性が一致したという発表についても「そんな合意はしていない」とコメント。

また、対立候補の岸氏は、IRに断固反対というスタンスをとっています。

なお、IR整備法で定められた最大3か所の区域認定について、申請の主体となるのは都道府県もしくは政令指定市です。

そのため、誘致が有力視される横浜市については横浜市が主体となって、あくまで神奈川県はサポート役となるでしょう。