2018年11月26日のカジノニュースをお伝えします。
【愛知県・名古屋市】河村市長、IR誘致について3地域を検討
愛知県名古屋市の河村たかし市長は26日の記者会見で、IR(カジノを含む統合型リゾート)の誘致について、3か所の候補地を検討していることを明らかにした。
3つの候補地は、同市中心部と名古屋港、レジャー施設「ナガシマスパーランド」(三重県桑名市)近辺の3地域。
2019年夏までに具体的な候補地を決め、IRの運営事業者に示す。
市は8~10月にIRの運営事業者などから進出条件のヒアリングを実施し、名古屋駅から30分圏内で5~10ヘクタールの土地が確保できる地域で候補を絞り込んだ。
ナガシマスパーランド近辺の誘致に関しては、三重県と桑名市に協力を打診しているという。
これまで名古屋市では用地確保の難しさからIR誘致について各界から苦言を呈されてたため、具体的な場所についての話は今回が初めてであり、その実現性については今後明らかになる。
なお、名古屋市は愛知県とは別で誘致活動を展開しており、愛知県は中部国際空港の空港島に誘致を予定している。
【和歌山】知事選は現職の仁坂氏が圧勝。IR誘致に向け前進。
和歌山知事選挙が25日に投開票され、現職の仁坂氏=自民党推薦=が、無所属新人で市民団体事務局長のの畑中氏=共産党推薦=を打ち破り、4度連続の当選を果たした。
今回の選挙ではIR誘致が大きなテーマとなり、仁坂氏は推進派、畑中氏は反対の姿勢を取っていた。
選挙前に畑中氏は、「カジノを止める最後のチャンス」と県民に訴えていたものの、結果は惨敗となっている。
今後は事業者の選定を行い、プランを練ったうえで国へ申請するという流れになっており、今のところ候補予定地はマリーナシティが有力視されている。
ただ、和歌山県は最有力の誘致候補地である大阪府に隣接しているため、最大3か所の区域認定では不利な状況と言わざるを得ない。
仁坂知事の今後の県政に注目が集まる。