2018年11が19日のカジノニュースをお伝えします。
ラスベガスでギャンブル中毒者専用の法廷が登場!世界初。
アメリカネバダ州ラスベガスで、カジノ中毒者専用の裁判所が誕生した。
カジノの町として知られるラスベガスだが、当然それに付随する形でギャンブル依存症は問題になってきた。
ギャンブルで大きな負けをしてしまった人間が凶悪な犯罪に走ってしまうという事件も数多くあったものの、こうしたカジノの持つ負の部分については長らく見過ごされてきた。
全米初で、世界初のこの試みが成功するかどうかは世界中が注目している。
そのそもアメリカでは日本と裁判所の仕組みになっており、専用法廷というものが存在していて、例えば離婚裁判専用、交通違反専用など様々である。
これは各分野に専門性を持たせて適切な裁判を行うためのものであり、各裁判所内で部署のような形で分けられている。
もちろんこれらはある程度小さなものに対して行われ、決められた範疇のものを超えた裁判については地方裁判所等へ回される。
カジノ中毒者を専用法廷で裁く大きなメリットは、ギャンブル依存症からの更生プログラムなどを実行することが出来る点だ。
これは、多くの場合依存症患者が再犯を冒す可能性が高いというデータから、根本的な原因を解決しなければならないという事実に基づいている。
そのため、実際にこれによる効果が表れるのかどうかは数年の運用を経て明らかになる。
日本では2024年ごろに最初のIR(カジノを含む統合型リゾート)が誕生する。
そのため、日本におけるギャンブル依存症対策でも大きな参考になるだろう。