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2018年11月4日のカジノニュースをお伝えします。

フランスのホテル大手バリエール社、日本のIRに参入か

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フランスで高級ホテルやカジノ、レストランなどを手掛けるバリエール社が、日本におけるIRのライセンスの取得を目指すことが分かった。

11月中にも日本支社を開設し、日本進出の具体的な計画を今後は進めていく方針。

同社のカジノ開発担当ディレクターであるジョナサン・ストロック氏(Jonathan Strock)とそのチームはこれまでパリに拠点を置いていたが、日本での仕事量が増加するにつれて日本支社の必要性を感じるようになったという。

日本のIR参入についてアメリカなどの大手企業が名乗りを挙げていることについては、

「ラスベガスで経験を積んだ米企業やマカオで成功した中国系企業には強い競争力がある。

ただ私たちは米中と全く違ったものを提供できる。バリエールは1912年に最初のリゾートを開き、経験を積んできた。

仏カンヌやノルマンディー地方の避暑地ドーヴィルの高級ホテルのほか、パリのシャンゼリゼ通りの有名レストラン『フーケッツ』も経営している。落ち着いて高級感のある欧州らしいサービスを提供できる。

フランスでは1907年にカジノが合法化された。依存症対策の体制整備や入場管理などで世界でも最も厳しい規制があるスイスでも、バリエールは事業を展開している。日本国内での依存症対策をめぐる議論もしっかり理解している」

とコメントした。

同氏はバリエール社が苫小牧、北海道、そして和歌山のRFIプロセスに過去に参加していたことも明らかにした。

また、日本のパートナーとのコンソーシアムになることについても考えており、

「少数株を取得出来ればとても喜ばしく思う」

とも述べた。