トランプ氏、サンズ社の選定を安倍首相に要求か
米メディアは10日、トランプ米大統領が、自身への大口献金者でありカジノ売り上げ世界一を誇る「ラスベガス・サンズ社」の日本進出を安倍首相に要求したと報道した。
事が起こったのは2017年2月の安倍晋三首相が訪米時。
トランプ氏は日米首脳会談を終えた後、週末を安倍首相と共に自身の別荘で過ごしていた際に、日本においてサンズ社へのIR事業者としての免許交付を強く求めたという。
安倍首相は「情報をありがとう」とだけ述べ、具体的な返事については避けたと見られている。
さらには、首都ワシントンで日米首脳会談が開かれた日の朝、米商工会議所などが開いた朝食会に出席した安倍首相に対し、同席したサンズ社のシェルドン・アデルソン会長が直接、カジノの話題を持ち出したという。
アデルソン氏は前夜には、ホワイトハウスでトランプ氏や側近らと会食していた。
アデルソン氏は16年の大統領選で、トランプ氏に2千万ドル(約22億4千万円)を献金した熱心な共和党支持者として知られている。
7月20日に成立したIR実施法案では、日本全国で最大3カ所の自治体にカジノが認可される見通しで区域認定は2021年頃を予定している。
各都道府県で今後は誘致レースが激化していくと見られており、世界中のIR事業者が日本の行方に注目している状況だ。
尚、現在サンズ社は特定の自治体へのアプローチはしていない。
しかし、日本型IRのモデルは同社の運営するシンガポールのマリーナベイサンズであり、非常に有力な候補であることは間違いない。
今回のような海外IR事業者、及びその周辺によるロビー活動もこれから激化していくと思うが、最終的には国益のための公平な判断をしてもらいたいと思う。
錦糸町の違法カジノ店で店員らに暴行を加えた男5人が逮捕
東京墨田区錦糸町の違法カジノ店に押し入り、従業員2人に重傷を負わせ現金約130万円を奪ったとして韓国人の31歳の男ら5人が逮捕された。
申光泰容疑者、増山健太郎容疑者(23)らは今年7月、墨田区のインターネットカフェを使った違法カジノ店、「Online Game & Cafeダーウィン」に客のふりをして侵入し、その場にいた従業員2人を殴打するなどして脅し、売上金およそ127万円を奪った疑いが持たれている。
従業員2人は頭の骨を折るなどの重傷を負った。
男らは車やバイクなどで逃走したものの、防犯カメラの映像などから容疑者が浮上。
少なくともこのうち1人は事前にこの店を訪れていたとみられている。
警察は暴力団との関係などについては現在公表しておらず、今後より詳しい捜査が行われる予定。
なお、事件の起こった店については現在既に閉店している。