2018年9月13日のカジノニュースをお伝えします。
ユニバーサルエンターテインメント、フィリピンで裏口上場を計画
日本のパチンコ大手ユニバーサルエンターテインメント(東京都江東区)は11日、香港の子会社タイガー・リゾート・アジア(TRA)を通じ、フィリピンの不動産投資会社アジアベスト・グループ・インターナショナル(AGB)の株式66.6%を取得すると発表しました。
ABGの2億株を6億4650万フィリピン・ペソ(約13億3800万円)で買い取るとの合意を株主たちから得ている模様です。
タイガー・リゾート・アジアは、フィリピンでオカダマニラを運営する、ユニバーサルエンターテインメントの完全子会社で、今回の買収によってフィリピンでの上場を果たすことになります。
奇しくも、今週はメルコリゾーツがフィリピンでの上場を資金調達効率の悪さから撤退したばかりであり、今後ユニバーサル社がフィリピンでの資金調達を成功させることが出来るのかどうかに注目が集まっています。
東京都、「平成30年度IR影響調査委託」を公告
10日、東京都港湾局は「平成30年度特定複合観光施設に関する影響調査委託」の入札を公告しました。
申請期間は、9月10日~9月14日、開札予定は10月10日が見込まれています。
調査内容としては
「IR区域整備法、ギャンブル等依存症対策基本法等関係法令の内容や海外事例等を踏まえて、IRを都に立地した場合における経済的・社会的影響について調査、分析を行い、IRのメリット・デメリットを整理」
となっています。
今回は実際にIRが都に立地した場合の影響・分析を調査内容としており、従来の海外事例調査などとは異なり、より踏み込んだ内容になったことが注目を集めています。
関東でのIRはこれまで横浜が最有力候補とされてきましたが、横浜のIRプランの要である山下ふ頭について倉庫業者などと折り合いがつかず、横浜市の林市長についても計画は白紙であると強調しており、ここへ来て東京が有力候補として精力的に活動している形になってきました。
東京でIRが出来る場所はお台場が最有力と言われており、今後は周辺不動産などについても調査が必要と言えそうです。